近年、企業や自治体において「○○ワークショップ」や「○○教室」といったプログラムが多数開催されており、その企画立案やファシリテーションにデザイナーが関与しているものが少なくありません。

そうした学びの場づくりは、決してデザイナーが自分の知恵や経験を教えるだけの場所ではありません。一つのプロセスを多種多様な人々と行い対話を深めていくことで、改めてデザインについて考え「共に学ぶ」場となることでしょう。

この冊子には、実際にデザイナーがワークショップに関与した事例や、デザイナーの場づくりについての議論を掲載しています。デザイナーの皆さんが新たなアクションを起こすきっかけになることを期待しています。

目次

・ファシリテーターとなるデザイナーたち［JAGDA教育委員会］

・子どもに向けて［カイシトモヤ］

・大人に向けて［高橋雄一郎］

・行政に向けて［天宅 正］

・ワークショップをするデザイナーを育てる［松下 計］

・JAGDA教育委員会座談会［松下 計、カイシトモヤ、高橋雄一郎、天宅 正／聞き手・構成：上條桂子］

発行：公益社団法人日本グラフィックデザイン協会（JAGDA）

企画・編集：JAGDA教育委員会

仕様：B6判変型／カラー／124ページ

発行日：2023年7月1日

価格：非売品（＊行政や教育機関で本書をご希望の方は、JAGDA事務局までお知らせください。着払いにて送付します）

ブックデザイン：天宅 正

イラスト：阿部伸二（カレラ）

写真：ムクメテツヤ［pp.10-35］

編集協力：上條桂子