現在JAGDAでは、理想的なグラフィックデザインの契約モデルを作成しています。今回の知財権セミナーは、その契約モデル案の内容を解説するとともに、重要な論点について検討します。そして登壇者や参加者の意見を踏まえ、必要に応じて契約モデルを修正し、デザイナー、クライアント双方にとって、より使いやすいものにしたいと考えています。ぜひご参加ください。

＊なお、後日セミナーのアーカイブ動画を期間限定で公開し、視聴者からもご意見をいただく予定です。

日　時：2025年12月13日（土）14:00-17:00（13:30受付開始）

会　場：インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター（六本木・東京ミッドタウン内）

講　師：前原一輝（弁護士）、前原友紀子（弁護士）、渡部秀人（電通コーポレートワン）、藤崎知子（JAGDA創作保全委員長）、植木 誠（同副委員長）

参加費：無料（要申込）

対　象：JAGDA正会員・賛助会員・フレンドメンバー、一般・学生（どなたでもご参加いただけます）

定　員：80名（定員になり次第、締め切ります）

主　催：公益社団法人日本グラフィックデザイン協会（JAGDA）

企画・運営：JAGDA創作保全委員会

お申込：Peatixサイトよりお申し込みください。

プログラム：

1. JAGDA契約モデル制作の経緯と趣旨　藤崎知子

2. 契約とは何か？　前原一輝

3. 下請法・フリーランス法について　植木 誠

4. JAGDA契約モデルの逐条解説　前原一輝

5. ディスカッション「契約における知財権の取り扱いなどについて」　前原一輝、前原友紀子、渡部秀人、藤崎知子

6. 質疑応答

＊プログラムの内容および講師は、変更になる場合があります。

●講師プロフィール

前原一輝（まえはら・いっき）

弁護士／1983年生まれ。東京大学法学部、山梨学院大学法科大学院を経て、2011年に弁護士登録。現在は高樹町法律事務所に所属。著作権を中心に、デザイン・出版・映画などクリエイティブ分野の法務を専門とし、クリエイター・企業双方の立場から契約交渉に携わる。2025年より岡山県立大学デザイン学部非常勤講師（知的財産権）を務め、各種セミナーでも講師として登壇。YouTubeチャンネル「弁護士前原一輝の著作権講座」で情報発信も行っている。

前原友紀子（まえはら・ゆきこ）

弁護士／2008年 東北大学法学部卒業、2010年 学習院法科大学院修了、2011年 弁護士登録、2011〜2018年 東京都・鹿児島県の法律事務所に所属、2019年4月〜鹿児島市役所入職（弁護士資格保有任期付き公務員5年間） 市役所業務における法律上の相談、助言指導、行政不服審査審理員業務、職員研修等を行う。2024年4月〜ましやま法律事務所

渡部秀人（わたなべ・ひでと）

電通コーポレートワン 法務オフィス知的財産部 シニアディレクター／1961年愛媛県松山市生まれ、1984年東京大学文学部社会学科卒業、同年 電通入社。2004年クリエーティブ・マネジメント局広告表現コンサルティング部長。以後、電通および電通のグループ会社の制作物に関する、法務・倫理・人権上の表現相談業務に従事。現在まで20年以上にわたり、ACC著作権委員会、広告業協会著作権委員会、JARO業務委員会、マスコミ倫理懇談会の委員を務める。著作権法学会、日本知財学会、日本メディア学会、デジタルアーカイブ学会会員。